2011/09/29

Hippotizer V3.1.0 正式リリース

  
Hippoユーザー待望の Ver.3.1.0 が正式にリリースされました。新機能をご紹介します。

* UberPan Multiresolution
ウバーパンは 大きさや解像度、向きや方式が全く異なる出力デバイスに対し、自在にアウトプットのレイアウトを設定、管理する 従来にはない画期的なコンポーネントです。例えば こんな簡単なレイアウトで、

こんな再生が可能になります。
 

実際には 大型プロジェクターやLEDスクリーン、液晶やプラズマディスプレイを自在にアレンジし複数の Hippotizer を使う 一元コントロールも簡単な設定で可能になりました。


 
 
* レイヤー、解像度について
これはご要望が多かったヴァージョンアップです。V3.1から、Hippotizer HD16レイヤー 1980 x 1080 へ、そして GrassHopper は 8レイヤー 1980 x 1080 にそれぞれ機能アップされています。またポータマスも全レイヤーでフルHDに対応します。


* LIVE Mask
LIVEMask は ヒポタイザー内にリアルタイムでマスクを作り、マスターやレイヤーに設定できる機能です。下は LIVEMask を設定している絵です。四角、円、半円、三角の各図形にアンカーポイントがありそのポイントを移動することで、図形を簡単に作っていけます。他にアンカーポイントの追加もあり、任意に追加、削除が可能です。
 
 
そして 実際の LIVEMask の出力は、
 
 
従来は 外部で作ったMask を取り込んだり、 Effect の Mask を使用したり、レイヤーを1つ使ってマスキングをしたりしていたと思いますが、この機能により、その手間が大きく省けます。

* Interface
インターフェースが使いやすく改良されています。Mix Mode の左側の矢印アイコンをクリックすることで、カラー、FX1、FX2を隠し、コンテンツの表示領域を広く見やすくすることができます。
 
 
下の絵は矢印アイコンをクリックしコンテンツの表示を広く表示しています。地味に便利な機能です。


レイヤーのポジション、カラー、FX1、FX2の左隅に虫眼鏡のアイコンが登場。これはマウスで操作する場合、この虫眼鏡をクリックすることで分解度を高く、より細かくスムーズにパラメータを動かすことが出来ます。


* SpeedMator
従来 Ctr+F3 でアウトプットに表示されていたパラメータを、グラフィカルにしたメーター表示しました。ご覧のように、緑はセーフ、赤に近づく程 負荷がかかっています。FPSはコンテンツフレーム、VMEM はビデオのメモリーの使用量、CPUはそのままコンピュータのCPUを表示しています。
 
 
* DMX2コンポーネント
ライティングコンソールでオペレートされているユーザーには朗報、DMX コンポーネントは、DMX2 コンポーネント になり より多くのパラメータを操作出来るようになりました。Layer は最大104のパラメータを扱うことが可能に。下記では Layerで76パラメータを扱っっています。この場合、デバイス(ArtNet・DMXtail)は2系統必要になるため追加をしています。
 
 
そして、パラメータから自分が必要なパラメータをカスタマイズをすることができます。例えば、レイヤーのディマーが0になった時のオプション Rewind なども DMXで扱うことができます。

 
TSJ からユーザーに郵送される ヴァージョンアップ CD-ROM には TSJオリジナル 「GMA用マスターレイヤー Fixtureデータ」を 同梱します。プリセットデータが ユーザーデータと違う恐れもありますので、ご確認の上ご利用下さい。

他にも・・・
進化したログ: 各コンポーネントは独自のログレベルがあり、より良いサポートが可能です。
ハードウェア・ソフトウェア互換性: メインコンセプトデコーダーを V9.0にアップグレード。
等々、ユーザーの皆様には無償のアップデートで最先端の機能をご利用頂けます。
今後も メディアサーバー Hippotizer を宜しくお願い致します。