2007/11/08

メディアサーバー ノスヽメ

Hippotizer V3が発表されて以降、照明家の方に「これ俺達と関係ないよね?」と言われることがしばしばありました。確かに今 世に出ている関係機材は 価格が高いムービングプロジェクタや大型LED装置ばかりでとても現実的ではないかもしれません。

そこで、いつも例えで話す事は「照明には昔からエフェクトスポットやGOBOを投影するエリスポットがあります。早い話 これからは雲のディスクネタやエンドレスフィルムを投影する代わりに、プロジェクタからリアルな雲の動画を映し出してください。特注GOBOを作る代わりに、ご自分のコンピューターで選んだ写真を何枚でも好きなだけ映し出してください。プロジェクタは今 半年毎に新モデルが発表され 出る度に 明るく、安く、小型になっています。ちなみに1種類の雲しか出せないエフェクトスポットに レンズ、ディスクマシン、ディスクネタを揃えると価格はいくらになるかご存知ですか?」  なんて話を居酒屋でしていたりします。

事はクラブDJが使っていたメディアサーバーにDMXコネクタが付いた、たったこれだけの事から始まりました。ムービングライトが出始めの頃、誰もが「あれは専門のレンタル会社が所有し、特殊技能をもったオペレーターが操作する物」 だと思っていましたよね。

今 海外の照明展示会ではメディアサーバーやLED出力装置等 映像関連の機材が山ほど展示されています。一番ホットなジャンルなのでここ数年でハード、ソフト、素材等々、まだまだ進化すると思われますし 今すぐには関係ないのかもしれません。が 頭の片隅に 「メディアサーバー」 という単語を留めておいて頂けるとうれしいです。